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銀河巡礼

第42章 六の月 Ⅳ




たとえば

自ら物語を綴る本

灯火の下

文字がサラサラと浮かびあがる…


或いは

月夜に忍び歩く燕尾服の小さな狐

ステッキをくるりと回し にまりと笑う



そこにあるフシギ
見えないだけのフシギ



夜の暴く不思議の世界に遊ぶとき

闇が甘露をしたたらす






〜暗夜遊戯



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