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銀河巡礼

第3章 三の月




深夜に歩く桜の道は

どこか妖しい風が吹く



乾いた幹の影から

誰かが顔をのぞかせるような

ざわめく梢を何かが渡っているような…



不思議は魅力 妖しの魔力



熱く 冷たく まとわる闇に

散るひとひらが 胸に甘い楔となる






~桜狩り


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