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銀河巡礼

第3章 三の月




着物を仕立てる

筆にふくませる色を選ぶ


いつものように

静かな時が流れているだろうか



思う形を粘土に写す

糸を通してビーズがつながる


見つめる先には

物語が息づいているだろうか



その手の生み出す愛しい世界が

何ものにも 揺らぐことのないように…



日々に祈る

思い至して 天に祈る






(了)


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