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銀河巡礼

第3章 三の月




うらうらと陽がそそぎ

やわらかな風が

堤のすみれをそよがせる



大地と融け合うように

両手を広げ俯せるあなたの

まどろむ肩がかすかに揺れる



私は

白いTシャツの大きな背中に

ルージュで真紅の太陽を描く






(了)


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