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銀河巡礼

第4章  四の月




大らかなあなたと 気弱なわたし

時に言葉はすれ違う



大丈夫だよ、

そんなあなたのひと言に

心が見えないと背を向けた



今ならわかる

口癖のようにくり返されたあの言葉は

私を包む陽だまりだったと



ほら

少しオトナになったでしょう

だから今度はわたしから


「大丈夫、あなたなら…」






(了)


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