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果実

第1章 モデルの依頼

「優一さんは凄いポーズとかは無いんでしょ」
明美は言った。
「うん 全部脱いでるけど」
芙沙子はショーツ1枚で答えた。まじまじと観察されるのは強い羞恥を感じる。

明美は言う 芙沙子は呆れた様に最後のショーツも脱いだ。
「床冷たい」
「直接床に横たわるのが絵になるのよ さ 描くわよ」
芙沙子は冷たい床に我慢した。

明美の依頼で優一との約束が無い日はモデルに来ている。
明美は笑顔で言った
カーペットもなく剥き出しの床の上に、全裸のまま芙沙子は寝そべった。
『やっぱり綺麗だね 芙沙子は』
しばらく同じポーズだったが

「えーとね あぐらをかいて そう」
「これ見えちゃうじゃない」
「いいでしょ 減るもんじゃないし」
「あそこを見せるのはちょっと」
芙沙子は下を向いた。秘部を見せたくなかった
「もうショーツ履くね」。
芙沙子はショーツをはいてしまった。
「何勝手に下着付けてるのよ」
「もう疲れた おしまい」


「芙沙子ちゃん 家の明美と仲良くしてくれて いつも来てくれるなんて」

「明美 美大に向けて頑張ってるし」
「芙沙子は毎回モデルになってくれてるんだよ」
「ほんと?ありがとう」
明美の母親は嬉しそうだ。まさか毎回芙沙子が脱いでるとは思ってない。
「じゃ 明美帰るね」
「うん またよろしく」

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