意地悪なご主人様の専属メイド
第6章 Love♡6
奏ちゃんの家は元々ご両親のもので
海外に仕事に行っているから
奏ちゃんがかわりに住んでいることも話した。
「で、胡花はここで暮らしてるんだ」
「うん。いろいろ条件付きで」
抱きしめあっていたけど今度は向き合って。
「条件?」
奏ちゃんの性欲を満たすため…のメイドさん。
なんて言えないから
「家事とかいろいろ手伝うかわりにってそれに
わたし、病気持ちだから
奏ちゃんがそばにいたら安心できるからって」
「なるほど。なんか、男とふたりきりで暮らしてるからさ。しかも年上のお兄さん」
「なにもないわけじゃないよね。
うん。そうだわ。…だってこんな可愛らしい
胡花とひとつ屋根の下…」
はあ、と日菜ちゃんはため息を吐く。