意地悪なご主人様の専属メイド
第6章 Love♡6
「色々、大変だったね…胡花…
これからも大変だろうけど…」
「…うん。日菜ちゃんに会えたから嬉しい」
「それにしても、胡花のそばに幼なじみくんがいて
良かった。たしか名前…奏ちゃんだっけ。」
「うん。お葬式のときにね、再会したの」
5年間。
離ればなれだった。
わたしが発作を起こして倒れた両親のお葬式の日。
『この子を守りたいんです。』
『俺に引き取らせてください』
「…それに、お医者さんだっけ。奏ちゃんは」
「うん。心臓外科医」
「うわ、かっけー……家も豪邸だし…医者ってやっぱり儲かるのかな?」
日菜ちゃん、目がきらきら。気になるとこはそこですか。