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意地悪なご主人様の専属メイド

第11章 Love♡11






「…奏真、わたしのお母さんは恨んでないよ。」



「…自分が憎いんだよ」



恐怖だった。

また、人を救えなかったら。と思うと。


胡花ちゃんを治せなかったら…



「…無力を感じたあの日から、憎いんだ。」


「それで。消そうとしてるの?胡花ちゃんを
利用して」


「ちが…っ…」



「自分の、無力な過去を消そうと」



「違う…っ…ただ。胡花ちゃんが大事で。

……っ…」




「ごめんなさい、いろいろ突っ込んだりして」



ただ、利用しようとした…?胡花ちゃんを…?




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