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意地悪なご主人様の専属メイド

第11章 Love♡11






「奏真は、悪くない。…だから。」



「俺はっ…」



救えなかった。美月の大切な人。


「……ただ、助けたいから医者になった。」



「ただ、治したいから。医者になった。

それは、美月も同じだろ?」



「……それは、もちろん。」



救えなかった。


美月のお母さんは、重たい心臓の病気で俺が
医者になって初めて

診た患者さんだった。




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