テキストサイズ

意地悪なご主人様の専属メイド

第12章 Love♡12







「…うっ…」



「…あー、泣かない。奏真から、ちゃんと聞きなさいよその言葉。」



「美月さん」



……っはやく、奏ちゃんに会いたい。


「わたし、奏ちゃんに…っ…」



「うん。はやく会いに行ってあげて。

学会終わったら直帰のはずよ。」



「ば、晩御飯の支度して…それからえっと

お風呂の準備して、心の準備しなきゃ。」



「…っもっと意地悪しとけば良かった」



走り出した後のわたしには、美月さんの言葉は

届かなかった。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ