意地悪なご主人様の専属メイド
第1章 Love♡1
幼なじみ…
やっぱり会っていた。
いまは、意識が朦朧としていてはっきりと
わからないけど
意識が晴れたらー
「…幼なじみ、そうでしたか…」
「はい。
この子をおれにひきとらせてもらえませんか?」
「…ひきとる?」
ぎゅっと抱きしめられる、腕が強くて。
「はい、おれが胡花ちゃんを守りたいんです。」
守るー。
「…っ胡花ちゃんのこと、ちゃんと守ります」
「胡花ちゃんを、守らせてください」
その時、初めて涙がこぼれた。
そして意識がだんだん暗くなってきて
ぷつり、と視界がきれた。