数珠つなぎ
第1章 あなたを救いたい
さっきまで智に触れられて喜び、快感に震える身体は姿を消した。
押し寄せる圧迫感と違和感に唇を噛みしめて必死に耐えていた。
「そんな噛んだら……血が出るよ」
ギュッと閉じていた瞼を上げると、心配そうに覗きこむ智の顔があった。
「……わかった。だから……続けて?」
智とひとつになるために、俺が乗り越えないといけない壁。
俺は……大丈夫。
聞けないし、聞きたくないけど、智の最初は下衆野郎だったでしょ?
きっとこんな風に心配してもくれない。
優しくもしてくれなかったはず。
それでも智は今の俺みたいに必死に耐えてたんでしょ?
でも俺は違う。
だって俺の初めては好きな人。
智なんだから……
だから智が織り出すすべてのモノを俺は受け止める。
痛みや苦痛であっても、そこには智の『心』があるから。
「……わかった。出来るだけ優しくするから」
智は言葉通り、ゆっくりと指を動かしてくれた。
「こっちに集中すれば、少しは楽になるから」
「えっ?あっ…んっ、さと…し」
智が急に萎えてしまった俺のモノを咥え、唾液を纏わせた。
そして滑りの良くなった俺のモノを手で扱くと、だんだんと大きくなり硬さを増していく。
快感の方に意識が向いて身体の力が抜けていたのか、いつの間にか増えて智の指が俺の中をパラパラ動く。
「ああっ!」
するといきなり電流の様に快感が走って、俺の身体が弓なりになった。
「見つけた」
「……えっ?」
「やっと、苦痛から解放できる」
智が汗で額にへばり付いた前髪を指で優しく払う。
「どう……ああっ、ダメっ、んあっ!」
俺の質問を遮るように執拗に智の指が同じところを擦る。
「いやっ、また…っ、んっ…ああっ!」
わけのわからないまま、あっという間に勢いよく放った2度目の熱は俺の腹を汚した。
押し寄せる圧迫感と違和感に唇を噛みしめて必死に耐えていた。
「そんな噛んだら……血が出るよ」
ギュッと閉じていた瞼を上げると、心配そうに覗きこむ智の顔があった。
「……わかった。だから……続けて?」
智とひとつになるために、俺が乗り越えないといけない壁。
俺は……大丈夫。
聞けないし、聞きたくないけど、智の最初は下衆野郎だったでしょ?
きっとこんな風に心配してもくれない。
優しくもしてくれなかったはず。
それでも智は今の俺みたいに必死に耐えてたんでしょ?
でも俺は違う。
だって俺の初めては好きな人。
智なんだから……
だから智が織り出すすべてのモノを俺は受け止める。
痛みや苦痛であっても、そこには智の『心』があるから。
「……わかった。出来るだけ優しくするから」
智は言葉通り、ゆっくりと指を動かしてくれた。
「こっちに集中すれば、少しは楽になるから」
「えっ?あっ…んっ、さと…し」
智が急に萎えてしまった俺のモノを咥え、唾液を纏わせた。
そして滑りの良くなった俺のモノを手で扱くと、だんだんと大きくなり硬さを増していく。
快感の方に意識が向いて身体の力が抜けていたのか、いつの間にか増えて智の指が俺の中をパラパラ動く。
「ああっ!」
するといきなり電流の様に快感が走って、俺の身体が弓なりになった。
「見つけた」
「……えっ?」
「やっと、苦痛から解放できる」
智が汗で額にへばり付いた前髪を指で優しく払う。
「どう……ああっ、ダメっ、んあっ!」
俺の質問を遮るように執拗に智の指が同じところを擦る。
「いやっ、また…っ、んっ…ああっ!」
わけのわからないまま、あっという間に勢いよく放った2度目の熱は俺の腹を汚した。