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同居人は教えたがりな奉仕者

第5章 行き過ぎな実践

でも…気持ちよかった。

こんなん…ヤバすぎる。

はぁ…と大きく息をつくと、拓海が腕を離した。

「で…分かった?」

「…は?」

「テク」

テク…?

気持ちよすぎて頭がうまく回らない。

ボーッとしたまま拓海を見れば、ティッシュで手を拭いていた。

「何だよ。教えてやるって言ったじゃん?」

俺の視線に気付くと、そう言いながら前髪をかき上げる。

少しだけ汗ばんだ肌はほんのりと赤く色付いている。

暑そうにTシャツの襟をつまんで、パタパタと扇ぐ姿も…

何か、妙に…色っぽくて、かっこい…くないか?

「ん?翼?」

俺の視線に気付いたのか、拓海は俺を見て…

「おーい、どうした?」

目の前で手のひらをふるふると振られ

「何も考えられねーほど気持ちよかった?」

ニヤリと笑われて…意味も理解できて、顔がぶわっと熱くなった。

「そ、そんなんじゃねーよ!!」

「そ?余韻に浸って、服も着れないのかと」

へ?

改めて自分の姿を見れば…うわわっ!!

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