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同居人は教えたがりな奉仕者

第5章 行き過ぎな実践

シャワーを止めて、髪を洗う。

さっきの『実践』。

気持ちよかったのは間違いない。

俺だって…嫌な気はしなかった。

しなかった…けど!

やっぱえっちは女の子としたい!!

シャワーを全開にして、シャンプーを洗い流す。

にしても…拓海、慣れてたよな。

もしかして…

頭に浮かんだ疑問に、背中がぞくんと震える。

まさか。まさか…だろ?


風呂から上がると、拓海はリビングにいた。

テレビを見て寛いでる。

…さっきと同じ場所に座ってんじゃねーよ!!

思い出してしまいそうになるじゃん!?

「風呂。出た」

「ん。分かった」

ついついつっけんどんな口調になったのに、拓海は気にも留めない。

テレビから流れる、バラエティ番組の芸人の話に笑い声をあげてる。

「なぁ」

話しかければ、拓海は笑いながら俺を見上げる。

普段と何も変わらない表情に、ついイラついて…

「拓海って…ホモなのか?」

さっき風呂場で浮かんだ疑問をぶつけた。

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