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同居人は教えたがりな奉仕者

第5章 行き過ぎな実践

でも…だからって、拓海に頼むってのは…

言葉に詰まったまま拓海を見る。

拓海は相変わらず、人を試すようなシニカルな笑みを浮かべたままで…

くっそぉ!!楽しんでんじゃねーよ!

「あーっ!もう!!寝る!!」

拓海に頼むなんて間違ってる!

それだけは確信してるんだ。

すると、拓海は唇を半月状に曲げて笑うと

「そ。なら俺は風呂に入ろ」

テレビを消して立ち上がった。

「おう。なら電気消すのよろしく」

「はいはい。おやすみな」

「おやすみ」

いつも通りの挨拶をして、自分の部屋に入る。

あー、よかった。

普通に話せた。

拓海がホモだったら、同居も無理かと思ってたから、本当によかった。

ベッドに寝転び、天井を見上げる。

でも…ホモじゃないのに、手慣れてたよな。

拓海…女の子とえっちする時もあんな感じなのか?

耳に掛かる吐息と肌の熱さを思い出すと

ずくん

下腹部に刺激が走る。

いやいやいや!嘘だろ!?

衝撃的すぎて勘違いしてるだけだ。

俺は、女の子が好きなんだよ!!

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