僕らの青春は始まったばかり
第4章 父
誰かに相談したりしたかった、
でも、やっぱり出来なかった
恥ずかしかったし、あれくらいのことなら我慢すればいい、
そう思っていた
それは今でも、、、、、
それに月一度 いや2ヶ月に1回ぐらいだけだし、それぐらいなら、まだ大丈夫だと、思っているからだ
俺は、金もあり、顔もそこそこで、勉強だって出来ないわけじゃない、
恵まれた環境で産まれてきた、だから、そんくらいなら、、、、
そう思っていた自分の感情を押し殺してきた
悲しい時も女を抱いていれば頭は、真っ白で綺麗になった
辛いこともすっかり忘れることが出来た
高校に入ると、他の高校や、ネットで知り合った人からたくさんのセフレが出来た
毎日抱き続け、毎日頭をリセットした
そうして俺は、毎日 父のことを頑張って忘れるように生きてきた
俺はきっと、誰も愛することも出来ないまま
誰かを愛することも出来ないまま
父に犯され続け死んでいくのではないか
そう思った
あなたに出会うまでは、、