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僕らの青春は始まったばかり

第7章 誤解

あれから自分がどんな思いで家に帰って、どんな思いでシャワーを浴びて、どんな思いでベッドに潜ったかは覚えてない

ただ気づくと、日曜日は過ぎていて、今、月曜日の職員室の朝に至る


今日は伊坂のクラスに僕の担当の理科がある

伊坂に事情を聞きたいけれど、きっと僕は伊坂と喋れないまま終わるんだろう。

はぁ、と誰にも気づかれないようにため息をついた

「どうしたの〜?」
春田先生が、グイッと椅子を引き寄せてこっちに顔を向ける

「いや、別になんでもありませんよ、」
めんどくさいやつに絡まれちゃったな、、

と、見間先生がこっちに来て
「あ、あの、この前はありがとうございました、」
と、少し顔を赤らめて言った

「あぁ、いえ、こちらこそ、」
僕はそう言ってぺこりとお辞儀する

「じゃ、じゃあまた」
見間先生はそう言って少し笑う
「はい、」
僕の返事を少ししか聞かず、見間先生は直ぐに自分の机へと戻った

「へー、付き合ってるんだ?」
春田先生がそう言ってにやにやしながら僕の耳元で囁く

「っ、、違います、そういう訳じゃないです。それに僕には」

伊坂がいるんで
と言いかけて僕は口を噤んだ

危ない危ない、、、

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