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男性看護師 良治

第2章 家へ

そのとき、「ただいまー!」と元気な声が玄関から聞こえた。次女のあやめが帰って来たのだ。

居間に入ってくるとあやめは、

「あ、森山さんもう来てたんだ~。こんにちは。」

と言い、良治も

「こんにちは、お邪魔してます。」

と言う。良治とさつきは、既に向かい合って座っている。

あやめは、

「のど渇いたー!ジュース!」

と言うと、さつきが、

「手を洗って、着替えてきてからよ!」

と言う。

「はーい!」

とあやめは、部屋へ行き、さつきはジュースの準備をする。

着替えを終えたあやめが、居間に戻ってきた。あやめも短いショートパンツにTシャツ姿だ!あやめは、座わるとジュースを飲み出した。

「美味しい~。もう一杯!」

と言って二杯目を飲む。あやめは、ふっと母親の服装を見て、
「お母さん、そんな短いショートパンツ持ってたんだ!そんなの履いたことないじゃない!Tシャツも谷間が見えてるよ!」
と言うと、さつきは、

「今日は暑いから……。でもこれ部屋着にしてるからこれで外には出掛けないの!」

あやめは、「ふーん。」と言って椅子に座る。そこへ、

「ただいまー!」

と、長女のゆきも帰って来た。居間に来たゆきを見てあやめが、

「お姉ちゃん今日早いね!部活は?」

と言うと、ゆきは「サボっちゃった!いいのよ、普段真面目にやってるから……。」

と言い、あやめは、

「そんなこっちゃ、県大会で勝てないぞ!」

と言うと、ゆきは、

「大丈夫!私速いから!」

と言って、笑顔を見せる。良治は、

「ゆきちゃん何部なの?」

と聞くと、水泳部という答えが帰って来た。

話を聞いていたさつきは、

「これから買い物に行くんだけど、どちらか手伝って!」

と言うと、ゆきは、

「私、まだ着替えてないから留守番してる!」

と言い、あやめが、

「じゃー、私行く!お姉ちゃんは、森山さんと留守番ね!」

と言う。さつきは、

「あやめちゃん、待ってて!お母さん着替えるから……。」

と言うと、今度はゆきが、

「お母さん、その格好どうしたの?なんかえっち~。」

と言う。さつきは、

「この子達はもう……!森山さんごめんなさいね!」

と言って、着替えに行った。そして、戻ってくると、さっきより露出の少ない格好で、あやめと買い物に出ていった。


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