
甘い鎖~縛られて溶かされる~
第7章 幸せな夜
ドキドキドキ…
あたしは知らない。
けど…
彼女たちの会話から、それがどんなモノなのかはだいたい想像がつく。
あんなものを学校に持ってくるなんて…
そういえば、晃くんがこの学校の女子たちは遊んでる子が多いって言ってた。
みんなお金持ちの優等生だと思っていたのに。
外見はお嬢さまで、女子でも文武両道の子が多い。
見た目では分からないんだなあ…なんて。
偉そうなこと、言えない。
あたしだって、同じようなことをしてる。
あたし、汚れてる…
嫌なのに、あんなに感じて、求めて。
思い出したくないのに、油断するとすぐにあのことが鮮明に蘇る。
「優依ちゃん」
ビクッ…
振り向くと晃くんがいた。
「あ、何…?」
晃くんを見ると、あたしの心が罪悪感で破裂しそうになる。
「今日の放課後、ちょっとだけいい?」
「うん」
どうしたんだろう?
確か今日は塾があるからあたしとはデートできないはずなのに。
そして放課後、晃くんは図書館ではなく文芸部の部室へあたしを連れていった。
「部員は少なくて、ほとんど俺しか使ってない」
「そうなんだ」
晃くんと二人きりだ。
椅子を並べて座ると、晃くんが小さな箱をあたしにくれた。
「あの、これは…?」
「開けてみて」
彼にそう言われてあたしは箱をそっと開ける。
するとそこには小さなハートのネックレスが入っていた。
「これ、は…?」
「お誕生日おめでとう」
晃くんが笑顔でお祝いの言葉をくれた。
あたしは知らない。
けど…
彼女たちの会話から、それがどんなモノなのかはだいたい想像がつく。
あんなものを学校に持ってくるなんて…
そういえば、晃くんがこの学校の女子たちは遊んでる子が多いって言ってた。
みんなお金持ちの優等生だと思っていたのに。
外見はお嬢さまで、女子でも文武両道の子が多い。
見た目では分からないんだなあ…なんて。
偉そうなこと、言えない。
あたしだって、同じようなことをしてる。
あたし、汚れてる…
嫌なのに、あんなに感じて、求めて。
思い出したくないのに、油断するとすぐにあのことが鮮明に蘇る。
「優依ちゃん」
ビクッ…
振り向くと晃くんがいた。
「あ、何…?」
晃くんを見ると、あたしの心が罪悪感で破裂しそうになる。
「今日の放課後、ちょっとだけいい?」
「うん」
どうしたんだろう?
確か今日は塾があるからあたしとはデートできないはずなのに。
そして放課後、晃くんは図書館ではなく文芸部の部室へあたしを連れていった。
「部員は少なくて、ほとんど俺しか使ってない」
「そうなんだ」
晃くんと二人きりだ。
椅子を並べて座ると、晃くんが小さな箱をあたしにくれた。
「あの、これは…?」
「開けてみて」
彼にそう言われてあたしは箱をそっと開ける。
するとそこには小さなハートのネックレスが入っていた。
「これ、は…?」
「お誕生日おめでとう」
晃くんが笑顔でお祝いの言葉をくれた。
