
甘い鎖~縛られて溶かされる~
第8章 奪われて…
志桜さんは上体を起こしてあたしを見下ろす。
そして彼はあたしの唇に軽くキスをした。
「君がきちんと思い出してくれないと意味がないからね」
唇が触れる距離で、彼は話す。
その吐息がかかると、あたしの体はいちいち反応した。
「あ…志桜さん、もっと…」
ちゅっ…
今度は舌を挿入され、舐め回すようにキスをする。
「ん…ふ…あ…」
体は疲れているのに、なぜか反応してしまう。
ちゅく、ちゅく…
あたしは自分から舌を絡ませて彼の唇に吸い付いた。
もっと、感じたい。彼を、感じたい。
「あ…んう…」
混ざり合った唾液があたしの口から溢れて、彼はそれを舐めとるように口付けをした。
「はぁ…」
もう、このまま溶けてしまってもいいと思った。
彼の体とひとつになって、そのまま溶けて混ざり合って、そうやって死ねたら幸せなのかもしれない。
あれ…あたし、何か忘れて…?
「愛してるよ、優依」
ドキッ…
「志桜さんが、あたしを…?」
「あの時からずっと、君のことしか見えていない」
あたしはふと、思い出す。
「志桜さん、あたしに一度会いに来た?」
あたしは知らないけれど、おばあちゃんが一度そんなことを言っていたような気がする。
「うん。少し大きくなった君を遠目で見た。だけど、会えなかった」
どうして…?
そして彼はあたしの唇に軽くキスをした。
「君がきちんと思い出してくれないと意味がないからね」
唇が触れる距離で、彼は話す。
その吐息がかかると、あたしの体はいちいち反応した。
「あ…志桜さん、もっと…」
ちゅっ…
今度は舌を挿入され、舐め回すようにキスをする。
「ん…ふ…あ…」
体は疲れているのに、なぜか反応してしまう。
ちゅく、ちゅく…
あたしは自分から舌を絡ませて彼の唇に吸い付いた。
もっと、感じたい。彼を、感じたい。
「あ…んう…」
混ざり合った唾液があたしの口から溢れて、彼はそれを舐めとるように口付けをした。
「はぁ…」
もう、このまま溶けてしまってもいいと思った。
彼の体とひとつになって、そのまま溶けて混ざり合って、そうやって死ねたら幸せなのかもしれない。
あれ…あたし、何か忘れて…?
「愛してるよ、優依」
ドキッ…
「志桜さんが、あたしを…?」
「あの時からずっと、君のことしか見えていない」
あたしはふと、思い出す。
「志桜さん、あたしに一度会いに来た?」
あたしは知らないけれど、おばあちゃんが一度そんなことを言っていたような気がする。
「うん。少し大きくなった君を遠目で見た。だけど、会えなかった」
どうして…?
