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晃くんはその後あたしを家まで送ってくれた。



だけど今までとは違っていて、まるであたしが目の届かない場所へ行かないように監視するみたいだった。



「帰ったら電話するから。寝る時も、ビデオ通話でシよ」



彼は常にあたしと連絡を取ることを強要する。



ここまで監視されたくない。



「あの…晃くん」



「何？優依ちゃん」



晃くんは笑顔で返事をする。



あたしは彼と向き合って冷静に話を切り出す。



「あたし、やっぱりあなたと付き合うのは…んぐっ！」



晃くんはいきなりあたしの後頭部を掴んで無理矢理口づけをした。



「はっ…ぁんっ！」



抵抗しようにも強い力で抑えつけられて身動きが取れない。



やだ…お屋敷の前なのに…



三坂さんや他の使用人の人たちに見られたら…



「あっ…やめ…んふうっ」



晃くんはあたしの唇をむさぼるようにキスをし、舌であたしの口内を舐め回す。



ゾクゾクゾク…



「は…あ、んんっ」



誰かに見られたら困る！



「やっ…やだあ！」



思いきり彼の肩を叩くとようやく離れてくれた。



「こんなところで…酷いよ」



顔が火照るのを感じながら、あたしは晃くんに抗議する。



だけど、彼は冷たい目であたしを見下ろした。



「あのさ、俺たち恋人同士なんだから遠慮しなくていいんだよ」



「だからそれは…」



「俺、絶対別れない。優依ちゃん、逃げても無駄だよ。君は俺がいなければ学校で孤独なんだからさ」



ゾクッとするほど恐ろしい目で見られた。