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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第10章 無理矢理

ヴヴヴヴヴ…



「はぁんっ!ひあぁ…んあうっ」



あれから何度絶頂を迎えたのか、わからない。



あたしの体はすっかり力が抜けて頭はぼうっとしていた。



何度も激しいキスを繰り返した後のあたしの口は半開きの状態で、お互いの混ざり合った唾液が溢れている。



体中が汗と体液でべちゃべちゃになり、布団を湿らせている。



体は動かないのに呼吸だけが荒く、言葉は思いつかないのにいやらしい声だけは無意識に出る。



ぼんやりした視界の中、晃くんの笑う顔だけはしっかり見えた。



「最高だ、優依ちゃん。君は本当に淫乱だ」



「ち…が、う…こんなの、望んでな…はぁうっ!」



晃くんがあたしのナカに挿れた玩具をぐりぐり掻き回した。



「君は望んで受け入れてるよ。ほら、まだ溢れてくる。止まらないな」



「あ…あぁ…あ…」



視界が歪んできた。



ぐったりして手を動かすこともできない。



晃くんがあたしに顔を近づけて、あたしの口をべろりと舐めた。



「口からもこんなに涎を垂らしてさ。だらしないなあ」



ふっと意識を失いそうになると、いきなりグググッと玩具を最奥まで突っ込まれた。



「ひああっ!」



突き抜ける快感に目が覚める。



「ダメ、朝まで寝かさない」



「やあぁ…もう、許し、てぇ…」



壊れちゃう。



あたし、壊れちゃうよ。



ヴヴヴヴヴヴ…



「あうううっ!ひあぁ!ひんっ!」



自分では力を入れていないのに、勝手に腰が浮く。



ビックン、ビックン、ビックン…



それっきり、意識を失った。





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