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「可愛いね、優依。こんなに真っ赤になって」



志桜さんは微笑みながらあたしの頬を撫でる。



「いじわる…」



「君が可愛くて、いじめたくなる」



「…いじめてよ…もっと。あたしの、こと…」



志桜さんはあたしの顔を自分に近づけて、唇が触れる寸前で止める。



「これ以上やったら君が壊れてしまうかもね」



彼の熱い吐息が唇に当たる。



それはあたしの呼吸と混ざり合う。



「壊して…あたしを、もっと…」



お互いの唇が僅かに触れ合いながらも、彼はなかなかキスをしてくれない。



「君をめちゃくちゃにするかもしれないよ？」



「もう、めちゃくちゃにされたわ」



あたしはそう言って、彼の唇を塞いだ。



それから彼の口内に舌を入れて舐め回す。



そうしていたら、彼も舌を動かして、あたしと絡まった。



「っあ…はぁ…」



気持ちいいキス。



これだけで、あたしの体は溶かされる。



「ん…？」



あたしは股に硬いモノが当たる感触がして下に目を向けた。



「…志桜さん」



「どうしてくれるの？君のせいでこんなになったよ」



「う…」



嬉しい…



「あ、の…口で、しても…いい？」



初めて…



だけど…



してみたい。