
甘い鎖~縛られて溶かされる~
第12章 不安になる
「そうですか」
あたしはそれだけ言って、自分の部屋に戻った。
ベッドにうつ伏せになって転ぶ。
気が抜けたように体が動かなくなった。
勉強しなきゃいけないのに、何も手につかない。
志桜さん、本当に結婚しちゃうんだ。
あたし、付き合ってるわけじゃないのに。
自分が愚かなことをしようとしていると思った。
晃くんにキスされたからって、志桜さんに忘れさせてもらおうだなんて。
虫がよすぎる。
よく考えてみたら、あたしはこの家にいつまで居させてもらえるんだろ。
さすがに高校を卒業したら出ていかなきゃいけないよね。
だけど、志桜さんのそばにいたい。
志桜さんは誰かと結婚する。
あたしの頭の中は混乱していて、うまく物事が考えられない。
うつらうつらとしてきて、あたしはそのまま眠ってしまった。
そうしたら、すっかり日が暮れて、夕食の時間になってしまった。
コンコン…
「あ…三坂さん?」
きっと三坂さんが呼びに来たのだと思った。
だけど…
「優依、帰ってるの?」
あたしはすぐに体を起こした。
「志桜さん?」
ベッドから飛び降りてすぐに駆けつけてドアを開けた。
彼はそこに立っていた。
あたしは頬が緩んでいくのを感じた。
彼がそこにいるだけで、あたし、こんなに嬉しいんだ。
あたしはそれだけ言って、自分の部屋に戻った。
ベッドにうつ伏せになって転ぶ。
気が抜けたように体が動かなくなった。
勉強しなきゃいけないのに、何も手につかない。
志桜さん、本当に結婚しちゃうんだ。
あたし、付き合ってるわけじゃないのに。
自分が愚かなことをしようとしていると思った。
晃くんにキスされたからって、志桜さんに忘れさせてもらおうだなんて。
虫がよすぎる。
よく考えてみたら、あたしはこの家にいつまで居させてもらえるんだろ。
さすがに高校を卒業したら出ていかなきゃいけないよね。
だけど、志桜さんのそばにいたい。
志桜さんは誰かと結婚する。
あたしの頭の中は混乱していて、うまく物事が考えられない。
うつらうつらとしてきて、あたしはそのまま眠ってしまった。
そうしたら、すっかり日が暮れて、夕食の時間になってしまった。
コンコン…
「あ…三坂さん?」
きっと三坂さんが呼びに来たのだと思った。
だけど…
「優依、帰ってるの?」
あたしはすぐに体を起こした。
「志桜さん?」
ベッドから飛び降りてすぐに駆けつけてドアを開けた。
彼はそこに立っていた。
あたしは頬が緩んでいくのを感じた。
彼がそこにいるだけで、あたし、こんなに嬉しいんだ。
