
甘い鎖~縛られて溶かされる~
第13章 襲われて…
茶髪のお兄さんとその後ろに二人くらい男がいた。
「この店、場所がいまいち分かんなくてさ」
彼はあたしにスマホを見せた。
てっきり地図か何かだろうと思ったのに、
スマホ画面は裸の女の人の写真だった。
「え…」
不安になって見上げると、お兄さんはニヤッと笑った。
「んんんーっ!」
美咲ちゃんのくぐもった声がした。
あたしがそっちへ顔を向けると、二人の男が美咲ちゃんの口を布で塞いでいた。
「何するの?」
あたしが美咲ちゃんに駆け寄ろうとしたら、茶髪の男に腕を掴まれた。
「大人しくしろよ。そうしないと殴って気絶させるぞ」
ぞくっ…
「あ、あなたたちは…誰?」
「お前を捕まえてお仕置きしてくれっていう命令なんだよ」
「え?」
言っている意味が分かんない。
「だ、誰かと、間違っているんじゃ…」
「んなことねぇよ。お前、浅川優依だろ?」
ドクン…
どうして、あたしの名前を…
ドクドクドク…
こわい…
誰なの…?
あたしたちは狭い路地の奥に連れ込まれた。
「優依、ちゃん…」
美咲ちゃんが虚ろな目であたしを見つめた。
あたし、しっかりしなきゃ。
「この店、場所がいまいち分かんなくてさ」
彼はあたしにスマホを見せた。
てっきり地図か何かだろうと思ったのに、
スマホ画面は裸の女の人の写真だった。
「え…」
不安になって見上げると、お兄さんはニヤッと笑った。
「んんんーっ!」
美咲ちゃんのくぐもった声がした。
あたしがそっちへ顔を向けると、二人の男が美咲ちゃんの口を布で塞いでいた。
「何するの?」
あたしが美咲ちゃんに駆け寄ろうとしたら、茶髪の男に腕を掴まれた。
「大人しくしろよ。そうしないと殴って気絶させるぞ」
ぞくっ…
「あ、あなたたちは…誰?」
「お前を捕まえてお仕置きしてくれっていう命令なんだよ」
「え?」
言っている意味が分かんない。
「だ、誰かと、間違っているんじゃ…」
「んなことねぇよ。お前、浅川優依だろ?」
ドクン…
どうして、あたしの名前を…
ドクドクドク…
こわい…
誰なの…?
あたしたちは狭い路地の奥に連れ込まれた。
「優依、ちゃん…」
美咲ちゃんが虚ろな目であたしを見つめた。
あたし、しっかりしなきゃ。
