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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第2章 聞こえちゃう

ちゅっ…



ちゅく…



「ん…」



口内を激しく舐め回されて、あたしの脳みそはとろとろになってしまった。



「優依はキスだけでこんなになるんだね」



「あ…」



ぼんやりとした頭で志桜さんの顔を見る。



彼は口元に笑みを浮かべている。



お屋敷に戻ると、志桜さんはあたしを古い書斎へ連れ込んだ。



ちょうど西日が差し込んで、室内をオレンジ色に染めている。



「優依、彼氏のキスとどっちがいい?」



「やっ…いや…」



必死に彼の腕から逃れようと抵抗する。



だけど、びくともしない。



「彼氏とのキスじゃ、物足りないでしょ」



「そんなこと…んふっ…」



志桜さんはあたしの口を塞いだ。



ちゅぷ、ちゅく、ちゅっぷ…



彼があたしの唇を吸い上げるたびに、漏れ出る音が耳を刺激する。



それが、あたしの脳を余計とろとろにしてしまう。



「はぁ…し、おうさ…やめ…て」



「優依、彼氏とのキスではこんなにならないよね」



「ちが…」



「素直じゃないな。ココは正直なのにね」



志桜さんがあたしのスカートをめくりあげ、ショーツの中に指を入れた。





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