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志桜さんはあたしの口の中に指を挿れた。



それをゆっくと掻き回す。



「ン…ふ、ぁ…」



くちゅ、くちゅ…



「嫌いにならないよ。だけど、他の男にされて気持ちよくなるのは、僕としては許せないな」



ドキ…



「ふ、あ、ぁ…ごめ、な、さ…」



くちゅ…



ゆっくりと指を引き抜かれる。



彼の指先にあたしの唾液がべっとりついた。



「ねえ、どんなふうにされたのか言える？」



ドクン…



「…手を、拘束されて…」



志桜さんはあたしの腕を掴む。



「それで？」



「えと…体中、いっぱい…舐められて…」



「うん？」



ドクン…



志桜さんの声が冷たい。



「い、いっぱい…イカされて…」



ちゅく…



「ひあっ！？」



彼があたしの首筋に吸い付いた。



「それで？」



ビク…ビク…



「あ…志桜さん…待っ…」



ちゅうぅ…



「ひあぁ…っ」



ピリッとした痛みが走って、同時に快感が襲って、あたしは体を反らした。



「やっ…あ、ぁ…」



「気持ちよくなったんだね？」



ドクン…



「ごめんなさい…あたし、あんなの…」



「謝らなくていいよ。されたいんでしょ？」



ドクン…



「わ、分からないの…知らない男の人はイヤ…だけど…」



「ん？」



志桜さんはあたしの首筋に舌を這わせる。




「あ…あぁ…ン…っ」



言いたくない…！



本当はあんなふうにされたいなんて。