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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第1章 初めて…

薄暗いあたしの部屋。



広い大神家にはおじさまとその息子二人と、あたしと使用人が数人。



あたしは祖母の死後に遠い親戚であるこの人の家に引きとられた。



弟の方はあたしの一つ下で中学生だけど、人見知りしてあまり話してくれない。



だけど、兄の志桜さんは優しく接してくれた。



それなのに、今はこんなことをされている。



くちゅ、といやらしい音をさせて唇が離れると、唾液が糸を引くように繋がった。



「あ…はぁ」



とろとろになってる…



あたしのカラダ。



ガクッと足の力が抜けると、彼に支えられ、そのまま壁に押しつけられた。



「優依…初めてなのにいやらしいね」



「や…イヤ、志桜さん、もうやめて」



「やめないよ。君はこうなる運命だったのだからね」



「え…」



「優依、君が幼い頃から僕はこうして抱ける日を待っていた」




どういうコト?








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