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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第1章 初めて…

れろ、と首筋に彼の舌が這う。



びくんと反応して声がもれる。



「あ…やっ、やめて…」



「イイ反応」



志桜さんは面白がるようにあたしの首筋をすうーっと舐める。



ゾクゾクゾク…



体が敏感に反応してしまう。



「やっ…いやあっ!やめ…あぁっ」



耳を舐めまわされてびくびく震える。



あ、ダメ…



力が、抜けちゃう…



「やあ…たすけて」



怖くなって逃げようともがく。



すると、彼があたしの頭を掴んで固定した。



「逃げられないよ。今この家には僕と君しかいない」



「だれ、か…たす、け…」



「優依、こっちを見て」



頭を掴まれて無理矢理顔を向けさせられる。



「ああ…たまらないな、その顔。めちゃくちゃにしてやりたい」



にやりと笑みを浮かべる志桜さんの顔を見て、あたしの体はぞくりと震えた。








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