テキストサイズ

甘い鎖~縛られて溶かされる~

第14章 幸せ

と思ったのに…



「やっ…あっ…んんっ!」



ぴちゃ、ぴちゃ…



部屋中にいやらしい水音がする。



「やだぁ…こんなの、見えちゃうよお!」



あたしはベッドの上で、脚を開かされている。



あたしの目の前には夜景が広がっている。



「見えないよ」



「でも…でも…っあ…!」



つぷっ…



彼の指が入ってくる。



「あ…は、恥ずかしい、よお…」



「誰も見てないよ」



ちゅっ…



彼はあたしの首の後ろにキスをする。



くちゅ、くちゅ…



「んっ…う、あ…」



こんなに外が見えるところで、こんな格好をしてるなんて。



恥ずかしくて、余計に感じちゃう。



「せっかく寝かせてあげようと思ったのに、優依が誘うから」



「違っ…ちょっとキス、しようと思っ…」



「そんなことしたら止まらないの知ってるでしょ」



「ンう、あっ…」



ビク…ビク…



「優依はいい子だね。僕に従順で」



「い、じわ…る…あぁんっ!」



ビクン…



「ああ、もうこんなに濡らして」



「やっ…掻き回しちゃ…」



ビク、ン…



「ふぇ…」



志桜さんが指を抜いた。



どうして…



まだイってないのに…



「志桜さん?」



「せっかくだし、夜景をもっと眺めたいな」



「え…」



そんなこと…



あたし、もう夜景より、あなたがほしいのに。







ストーリーメニュー

TOPTOPへ