
甘い鎖~縛られて溶かされる~
第14章 幸せ
「わあっ!」
山奥の別荘から一望できる黄金の景色。
あたしはこの瞬間が大好き。
「やっぱり綺麗。すごいよ」
「優依、座って」
志桜さんがソファに腰を下ろしてあたしに手招きをした。
なんだろう。
あたしは彼のとなりに座る。
夕日が志桜さんの顔をキラキラ照らした。
志桜さんは笑顔であたしの手を握る。
「志桜さん?」
「合うといいんだけどな」
そう言って彼があたしの薬指に指輪をはめた。
「え?これ…」
「よかった。ぴったりだ」
うそ…
びっくり。
あたしの薬指がキラキラしてる。
「志桜さん、この指輪…」
「んー、優依は僕のモノってこと」
志桜さんはそう言ってあたしの背中に腕を回して頬にキスをした。
「あ…志桜さん…」
「僕の奥さんになってくれる?」
ドクン…
「あ…あたし、で…よければ…」
「優依しかいないよ。僕の奥さんになれる人は」
「し、お…さん…」
涙が出てきちゃった。
「どうしたの?嫌?」
「ち、違うの…だってあたし、不器用だし、何もできないのに…志桜さんの奥さんなんて…」
「僕のそばにいてくれるだけでいい」
彼はあたしをぎゅっと抱きしめた。
温かい…
あたしもぎゅっと抱きしめる。
絶対、あなたをどこへもやらない。
神さまにだって、彼をあげないんだから。
ずっと、ずーっと、彼はあたしと一緒にいるんだから。
山奥の別荘から一望できる黄金の景色。
あたしはこの瞬間が大好き。
「やっぱり綺麗。すごいよ」
「優依、座って」
志桜さんがソファに腰を下ろしてあたしに手招きをした。
なんだろう。
あたしは彼のとなりに座る。
夕日が志桜さんの顔をキラキラ照らした。
志桜さんは笑顔であたしの手を握る。
「志桜さん?」
「合うといいんだけどな」
そう言って彼があたしの薬指に指輪をはめた。
「え?これ…」
「よかった。ぴったりだ」
うそ…
びっくり。
あたしの薬指がキラキラしてる。
「志桜さん、この指輪…」
「んー、優依は僕のモノってこと」
志桜さんはそう言ってあたしの背中に腕を回して頬にキスをした。
「あ…志桜さん…」
「僕の奥さんになってくれる?」
ドクン…
「あ…あたし、で…よければ…」
「優依しかいないよ。僕の奥さんになれる人は」
「し、お…さん…」
涙が出てきちゃった。
「どうしたの?嫌?」
「ち、違うの…だってあたし、不器用だし、何もできないのに…志桜さんの奥さんなんて…」
「僕のそばにいてくれるだけでいい」
彼はあたしをぎゅっと抱きしめた。
温かい…
あたしもぎゅっと抱きしめる。
絶対、あなたをどこへもやらない。
神さまにだって、彼をあげないんだから。
ずっと、ずーっと、彼はあたしと一緒にいるんだから。
