
甘い鎖~縛られて溶かされる~
第17章 一生分の愛
あたしはすぐにかかりつけの病院へ運ばれた。
「うう…痛い、痛い…」
今まで感じたことないくらいの痛みに悶えた。
苦しいよお…
痛いよお…
目の前が真っ暗になるくらい壮絶な痛み。
何も考えられない。
それなのに、志桜さんの顔が頭の中に浮かんだ。
運ばれたのは昼間なのに、いつの間にか夜になっていた。
地獄みたいな痛みが続く。
いつ終わるの?
こんなに痛いなんて…
辛いよ!!
苦しいよお!
「大神さん、もう少しですよ。しっかり呼吸して!」
痛みの中、志桜さんの名字で呼ばれたことが嬉しかった。
あたし、大神家の人間なんだ。
志桜さんの大切な子供…
あたしが、この世に出してあげなきゃ。
「うううううっ…ああああああっ!!!!」
記憶が飛ぶくらい、
錯乱して…
体が引き裂かれるような痛みに悶絶した。
「頭が見えますよー」
「はい、後1回イキんでー」
痛い痛い痛いーっっっ!!!!!!
死んじゃうよおおっっっ!!!!!
「はい、生まれましたよ」
真っ暗闇の地獄の中で、
かすかに小さな産声を聞いた。
「え…う、まれた…?」
胸の上にぽんっと乗せられた。
目の前に、赤ちゃんが…!
動いて、
泣いて、
生きてる…!
「う、わああっ…!」
あたしも一緒に泣いちゃった。
痛みから解放されて、
安心して、
感動して…!
「うう…痛い、痛い…」
今まで感じたことないくらいの痛みに悶えた。
苦しいよお…
痛いよお…
目の前が真っ暗になるくらい壮絶な痛み。
何も考えられない。
それなのに、志桜さんの顔が頭の中に浮かんだ。
運ばれたのは昼間なのに、いつの間にか夜になっていた。
地獄みたいな痛みが続く。
いつ終わるの?
こんなに痛いなんて…
辛いよ!!
苦しいよお!
「大神さん、もう少しですよ。しっかり呼吸して!」
痛みの中、志桜さんの名字で呼ばれたことが嬉しかった。
あたし、大神家の人間なんだ。
志桜さんの大切な子供…
あたしが、この世に出してあげなきゃ。
「うううううっ…ああああああっ!!!!」
記憶が飛ぶくらい、
錯乱して…
体が引き裂かれるような痛みに悶絶した。
「頭が見えますよー」
「はい、後1回イキんでー」
痛い痛い痛いーっっっ!!!!!!
死んじゃうよおおっっっ!!!!!
「はい、生まれましたよ」
真っ暗闇の地獄の中で、
かすかに小さな産声を聞いた。
「え…う、まれた…?」
胸の上にぽんっと乗せられた。
目の前に、赤ちゃんが…!
動いて、
泣いて、
生きてる…!
「う、わああっ…!」
あたしも一緒に泣いちゃった。
痛みから解放されて、
安心して、
感動して…!
