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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第4章 感じちゃう

「へえ…カッコイイな。背も高いし、大人って感じがする」



「そう、かな…」



大人って何だろう…



ああいうことをするのが大人なのかな…



彼があたしにしている行為を思い出して、また恥ずかしくなってくる。



それから、あたしたちはたくさん話をして、あたしは久しぶりにいっぱい笑った。



やっぱり、晃くんといると楽しい。



彼はあたしにずっと笑顔を向けてくれる。



それが心地いい。



すっかり日が暮れて、晃くんは帰る時間になった。



三坂さんはあたしと一緒に彼を玄関まで見送ってくれる。



「風間さま、またいらしてください。優依さまもお喜びになります」



「はい。お茶ご馳走さまでした!」



晃くんは三坂さんに丁寧にお辞儀をした。



「それじゃ、また明日学校でな!」



「うん、また明日」



あたしは右手を上げて彼に手を振る。



「じゃあな!」



晃くんは満面の笑みで手を振って帰っていった。



「よかったですね。いいお友達で安心しました」



三坂さんがそう言ってくれて、あたしは嬉しくなった。



「ありがとう」



「さあ、優依さまも今夜は早めに食事を済ませて就寝してくださいね」



「はい!」



あたしは幸せいっぱいの気持ちで、自分の部屋へ戻ろうと思った。



だけど…



「優依」






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