
甘い鎖~縛られて溶かされる~
第4章 感じちゃう
「やっ…!」
あたしは急いで志桜さんから離れた。
彼はクスクスと笑っている。
あたしは不安と緊張で高まる鼓動を抑えようと胸に手を当てて深呼吸をする。
そんなあたしを見て、彼は笑った。
そして急に表情を固くし、鋭い目つきに変わった。
「優依。僕はね、君のことを10年以上前から知っている」
志桜さんがゆっくりとあたしに近づいてくる。
あたしは少しずつ後退する。
「君とはずっと離れていたけど、僕は君を見ていた」
「何を、言って…?」
「君は約束を忘れたようだが、僕は鮮明に覚えているよ」
「な、何のことですか?」
トン…
あたしの背中が壁にぶつかった。
志桜さんはあたしに顔を近づけて、壁に手をついた。
「優依」
ビクッ…
彼の吐息がかかる。
そっと見上げると、すぐそこにある彼の目と合った。
その一瞬で、縛りつけられたように動けなくなった。
あたしが言葉を失っていると、彼はさらに顔を近づけてきた。
「やめ、て…志桜さ…」
ぎゅっと目をつむる。
「優依」
ビクッ…
彼の声があたしの脳に直接響くくらい近い。
彼の手の指先があたしの耳に触れた瞬間、ゾクッと肩が震えた。
「僕は君のハジメテをもらうよ」
あたしは急いで志桜さんから離れた。
彼はクスクスと笑っている。
あたしは不安と緊張で高まる鼓動を抑えようと胸に手を当てて深呼吸をする。
そんなあたしを見て、彼は笑った。
そして急に表情を固くし、鋭い目つきに変わった。
「優依。僕はね、君のことを10年以上前から知っている」
志桜さんがゆっくりとあたしに近づいてくる。
あたしは少しずつ後退する。
「君とはずっと離れていたけど、僕は君を見ていた」
「何を、言って…?」
「君は約束を忘れたようだが、僕は鮮明に覚えているよ」
「な、何のことですか?」
トン…
あたしの背中が壁にぶつかった。
志桜さんはあたしに顔を近づけて、壁に手をついた。
「優依」
ビクッ…
彼の吐息がかかる。
そっと見上げると、すぐそこにある彼の目と合った。
その一瞬で、縛りつけられたように動けなくなった。
あたしが言葉を失っていると、彼はさらに顔を近づけてきた。
「やめ、て…志桜さ…」
ぎゅっと目をつむる。
「優依」
ビクッ…
彼の声があたしの脳に直接響くくらい近い。
彼の手の指先があたしの耳に触れた瞬間、ゾクッと肩が震えた。
「僕は君のハジメテをもらうよ」
