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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第4章 感じちゃう

ザアアアアア…



酷い雨。



遠くで雷も鳴っている。



あたしの部屋はお屋敷の隅っこにあるので、みんながいる部屋から遠い。



夜中の2時に目が覚めて、喉が渇いてしまった。



いつもなら水を持って部屋に戻るのに、今夜はうっかり忘れていた。



「水、飲みたいな」



キッチンのある場所は少し遠いけど、仕方がない。



あたしは寝間着の上からガウンを羽織って、そっと部屋を出た。



誰もいない静かな廊下を歩く。



時々、雷が鳴って白い光が窓を照らした。



「う…やっぱりやめればよかった…」



雷、コワイ…



雨はますます酷くなる。



廊下を歩いていると、ふと明かりの漏れている部屋を見つけた。



あそこは確か、客室だった気がする。



誰かお客さんが泊まっているのかな?



ドアが少し開いている。



あたしがそこを通りかかったとき、部屋の中から声が漏れてきた。



「あっ…あんっ…あぁんっ」



え…?



驚いて固まった。



見るつもりはなかったのに、部屋の中が見えてしまった。



おじさまがソファに座っていて、女の人が彼の上に乗っかっている形だった。



え…?何してるの?



「あぁんっ!もっと…もっとしてぇ!」



「この淫乱女め。イキ狂えっ!」



「はぁあああんっ!イイ!もっとぉ!」



ま、ずい…



早くここから逃げよう。





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