
甘い鎖~縛られて溶かされる~
第5章 怖いのに…
志桜さんはあたしを乗せて車を走らせる。
何を話したらいいかわからず、あたしは助手席に座ったまま、ずっと黙っていた。
あまり外を気にしていなかったけれど、気づいたら知らない場所にいて驚いた。
「あの、どこへ…?」
「ちょっと寄り道」
車はどんどん山の中へ入っていく。
どこへ連れていかれるの?
あたしは不安のあまり、両手をぎゅっと握りしめた。
着いた場所は人気のない山の奥で、所々に別荘が立っている。
どうやらあたしが連れてこられた場所は大神家の別荘のようだった。
「こっちへおいで」
志桜さんに言われて、あたしはおずおずと彼の後について行く。
緊張のあまり足が震える。
別荘の中はきちんと掃除がされていた。
志桜さんはあたしをリビングルームへと連れていく。
「ここからの景色はとても綺麗だよ」
「わっ…」
目の前には黄金に輝く景色が広がっていた。
リビングは壁一面がガラス張りになっていて、そこから街が見渡せる。
そしてちょうど夕焼けが綺麗に見える時間だった。
「すごい…」
「これを優依に見せたかったんだよ」
「え…」
ドクン…
何を話したらいいかわからず、あたしは助手席に座ったまま、ずっと黙っていた。
あまり外を気にしていなかったけれど、気づいたら知らない場所にいて驚いた。
「あの、どこへ…?」
「ちょっと寄り道」
車はどんどん山の中へ入っていく。
どこへ連れていかれるの?
あたしは不安のあまり、両手をぎゅっと握りしめた。
着いた場所は人気のない山の奥で、所々に別荘が立っている。
どうやらあたしが連れてこられた場所は大神家の別荘のようだった。
「こっちへおいで」
志桜さんに言われて、あたしはおずおずと彼の後について行く。
緊張のあまり足が震える。
別荘の中はきちんと掃除がされていた。
志桜さんはあたしをリビングルームへと連れていく。
「ここからの景色はとても綺麗だよ」
「わっ…」
目の前には黄金に輝く景色が広がっていた。
リビングは壁一面がガラス張りになっていて、そこから街が見渡せる。
そしてちょうど夕焼けが綺麗に見える時間だった。
「すごい…」
「これを優依に見せたかったんだよ」
「え…」
ドクン…
