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あのとき…いつものように学校に行くために

電車に乗ってたら痴漢されてる女の子がいた

その子は震えてただただ我慢していた

ったく…俺はあのとき痴漢されてるお前を助けた

なんでか知らないけど見捨てられなかったんだ

めんどくさい事には基本"あのとき"から関わらないって決めたのに…

気づいたら勝手に体が動いてた

自分でもびっくりしたわ

駅のホームで怒鳴って泣かせてしまったお前を

俺はただただ隣にいる事しか出来なくて

話をするうちに素直でいい子だってわかった

"もっと…話してみたい…"

"仲良くなりたい…お前を…知りたい…"

って何思ってんの！？俺は

でも俺は傷つきたくなくて…逃げるように

電車から降りて学校に向かったんだ

知ってることはあいつが行っている高校だけで

これでいいんだって思ってた

登下校一緒にするって言ったって迷惑だと思ってたし

連絡先も知らない

たまたま電車の中であっただけ。

だからもう2度と会うはずはないって思ってた

なのに神様は意地悪なのか知らないけど…

俺の家の隣に住んでいた

最初はすげー驚いた。

そんな偶然あんのかよ…でも…

せっかく神様がくれたチャンス…無駄にしたくないかも…

って思っていてもなんも進展のないまま夢から遊園地に誘われた

正直遊園地とかだるかった

でも行ってすごい良かったって思えた

だってお前がいたから

夢の彼女の親友がお前だったなんて…

やっぱり神様っていんのかな？

夢たちに痴漢されたこと言ってなかったことに
びっくりした

てっきり言ってるもんだと思ってたから