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蜜side
あゆのお家を飛び出したあの日から…

私は八くんとは会っていなかった

気まづくて学校も一緒に行っていない

電車とかいつもより早い時間帯にしてる

八くんのことずっと待たせてるかもしれなくて…

「一緒に行かない。」ってたった一言だけ

LILINをしたぐらいだった

朝は弱い私はめっちゃ寝坊をしました

その結果八くんには普通に会っちゃって

避けるようにして女性専用車両とかに乗って逃げてた

好きな人の過去なんだから向き合わないとって思ってる

けど…隣のクラスに九条 なるさんが転校してくるし

心の準備できるかな？って思ったら全然無理で…

九条 なるさんを見る度に八くんのあの低い声とか全部思い出しちゃって

とにかく怖くて…向き合えないままでいます

八くんからLILINはくるよ？

けど…返信できないまま数日が過ぎていた

「はぁ…」

「でました！本日何回目かわからないため息。
そんなに後悔してんなら逃げてないでちゃんと話しなよ？」

言われなくても分かってるもん…

あれ、あゆ先輩？

もう帰ろうとしてますよね？

え？今日は一緒に帰るんじゃなかったんですか？

「あゆ、今日って…」

「あー、ごめん！夢から誘われちゃって…」

「リア充だー！！」

「ごめんって！また明日ね！」

教室からあゆはでていった

まぁ仕方ないよね、彼氏さんいるから

さーて、1人で帰りますか！

私は帰る支度をして下駄箱に向かって靴を履き替えた

校門が見えてきて誰かが立っていた

あれ…？あの制服って…

ドキッ やっぱり……八くんだ

なんで…どうしてここに…

もしかして…私？

私と目が合った八くんはクシャと切なそうに笑ってこっちに近づいてきた

どうしてだろう…あんなに八くんから逃げていたはずなのに…

あの笑顔を見ると胸が高鳴る

さっきからドキドキしててうるさい。

まるで、再び時計が動き出したみたいにドキドキいってる