隣のアイドル
第4章 *Episode3
「あ、あの亮平さん、
こちらはお隣の……」
「蒼井裕太です。」
「あ、芸能人の……!
はじめまして、鍛冶亮平といいます。」
蒼井さんの顔を見て、改めて驚いてる亮平さん。
私も最初はそうだった。
「そしたら俺はここで……」
軽い会釈をしながら、亮平さんはその場から離れる。
近くに停めてた車に乗り込んだ。
「お医者さん!!バイバーイ!!」
周りの目を気にせずに大きな声を出して手を振る柚花に、亮平さんは優しく笑いながら手を振った。
そのまま、ゆっくりと車は走り出した。
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