隣のアイドル
第4章 *Episode3
「じょ…冗談やめてくださいよ…!
もう、帰りましょ…!!」
恥ずかしさを誤魔化すように柚花の方へと駆け寄った美咲。
「柚花、帰ろ?」
「うん!
お腹空いた!!」
「急いでご飯つくるからね!」
柚花の手を取り、つくねに繋がったリードを後から来たから裕太に渡した。
「帰りましょうか!」
気まずさが生まれないように美咲は笑顔を見せる。
「お兄ちゃん!!」
「ーー?」
右手を差し出した柚花
その手をそっと優しく裕太が繋ぐ。
そのまま3人+つくねでゆっくりと歩きだし、ドッグランを後にした。
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