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でも、愛してるの

第1章 でも、愛してるの

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 清さんとのセックスは、ほんとに気持ちがいいのです。
 それも、尋常ではない気持ちよさなのです。
 泣きだしてしまい、どうかなってしまうんじゃないかと思うほどの、気持ちよさなのです。
 清さんが、気持ちのいいセックスをしてくれるのが、ほんとに嬉しい。
 そして、清さんは、あの言葉どおり、どんなことでも、まず、
 「萌絵ちゃんは
  どう思う?」
 と聞きまして、わたしを第一にしてくれます。
 これも、ほんとに心地いい。
 わたしの家族や友人たちも、みんないい人たちですけど、
 「萌絵ちゃんが第一」
 とはなりません。
 それはそうでしょう。
 家族といっても、違う人格の集団なのですし、友人が、
 「萌絵ちゃんが第一」
 とはなりません。
 それにくらべて、清さんは、
 「萌絵ちゃんが第一」
 と言って、ほんとに、わたしを大切にしてくれるのです。
 そう、まるで、お姫さまみたいに。
 わたしを大切にしてくれて、このうえなく気持ちのいいセックスをしてくれる清さんを、わたしは、どんどん好きになっていきました。
 いまでは、清さんを、愛してます。
 でも、わたしと清さんの年が、おおきく離れていることで、いろいろ問題がでてくるでしょうし、これから先何年、清さんとセックスできるのかなど、気になることもあります。

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