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でも、愛してるの

第1章 でも、愛してるの

         14

 朝、目が覚めたとき、清さんはまだ眠っていました。
 きのうの2回目がすごかったからなぁと思いながら、清さんを起こさないように布団から出て、はだかで寝ていたので、パジャマの上だけをはおり、トイレにいきました。
 もどってくると、清さんはまだ眠っています。
 パジャマを脱ぎ、清さんの横に入ると、さすがに目を覚ましました。
 「いま、何時」
 「6時」
 「起きるの」
 「ううん
  トイレに行ってきたの」
 「きょうは
  1時までに
  行けばいいんでしょう」
 「うん」
 「じゃあ
  もうすこし
  眠ったら」
 「うん」
 清さんが、こっちにおいでと言いながら、抱いてくれました。
 腕枕もしてくれました。
 わたしは、清さんに抱かれて眠るのが好きです。
 つぎに目が覚めた時、こんどは、清さんがいませんでした。
 すこし待ったけど、もどってきません。
 時計をみると、もう9時前でした。
 やはり、わたしにも、きのうの影響が残っているのかなぁと思いました。
 シャワーを浴びたいので、下着はつけずに、パジャマだけ着て、一階に降りていきました。
 清さんも、パジャマのまま、朝食の用意をしています。
 「おはよう
  チュ」
 「おはよう
  チュ」
 朝の、あいさつのキス。
 かるく抱きあい、唇をあわせる。

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