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愛って、こんなにいいものなんですね

第1章 愛って、こんなにいいものなんですね

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 それでもおじさまは、ソフトタッチを続けるのです。
 わたしは、もっともっと気持ちよくなりたくて、こんどは、
 「おじさま
  お願い
  もっと
  もっと」
 と、言いました。
 おじさまは、わたしが泣きそうな声で言うのを聞いたからでしょうか、クリトリスのさきのほうを、ゆっくり優しくやわらかく舌を滑らすように、舐めはじめてくださいました。
 わたしは、思わず、
 「アーッ」
 と、叫んでしまいました。
 気持ちいいのです。
 ほんとに、気持ちいいのです。
 おじさまは、クリトリスのさきのほうを上下に左右に、ゆっくり優しくやわらかく舌を滑らせるように、舐め続けてくださっています。
 わたしは、気持ちよくて気持ちよくて、泣きはじめました。
 両方の手はシーツをギュッと掴み、足を突っ張り、胸をくねらせて、泣き続けました。
 「もう
  もう」
 と、なんどもなんども叫びました。
 そのうち、わたしの泣きかたが、しゃくりあげるような感じになってきました。
 ひっくひっくと、声をあげて泣き続けました。
 どうかなってしまうかと思うくらい、気持ちいいのです。
 そして、なんどもなんどもエクスタシーに達しました。
 あまりの気持ちよさに、ふっと意識が遠くなるような感じにもなりました。

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