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愛が育つ

第1章 愛が育つ

         7

 そんな話をしているうちに、先生は、わたしを、花子ちゃんと呼ぶようになっていました。
 わたしは、ますます、豊先生の優しさがわかってきました。
 先生と、セックスのことも、いっぱい話しました。
 わたしのなかにあった、セックスに興味があることへの後ろめたさはなくなりました。
 そして、豊先生とセックスをしたい、と思うようになりました。
 先生も、それがわかったのでしょう、
 「花子ちゃん
  次の土曜日
  泊まれるかな?」
 「はい」
 「次の土曜日は
  花子ちゃんは
  安全日だよね」
 「そうです」
 「いままで
  よく待っててくれたね」
 「でも
  楽しかったわ」
 「土曜日は
  いっぱい
  楽しもうね」
 「はい
  楽しみたいと思います」
 土曜日の5時、わたしは期待して、先生の家に行きました。
 でも、先生は、わたしが思っていたのとはすこし違って、食事の準備を一緒にしましょうと言うのです。
 わたしは、先生の家に着くとすぐに、布団の中に誘われるのだと思っていましたので、すこし期待はずれのような気持ちになりましたが、安心する気持ちもありました。
 そして、先生への信頼感も増したのです。

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