ぼっち─選択はあなたに─
第7章 ソルトの町(2回目)【選択4】
「レイナ! ヒカル!」
その時、バタバタと数人の足音が聞こえてきた。痛む体を起こして顔をあげると、松明の火がいくつも暗闇の中に浮かんでいるのが見えた。
「二人とも大丈夫か!?」
ヒカルたちの前に姿を現したのは討伐隊の男たちだった。その中にクロードとバットもいる。
「……クロードっ……」
ヒカルはゴクリと唾を飲み込んだ。
目の前にいるのは、本物──?
「見回りしてたらレイナの叫び声が聞こえたんだ。一体何がっ──」
「待て、バット。話はあとにしよう。レイナが気絶してる」
そう言うと、クロードは颯爽とレイナを横抱きにした。ヒカルはその姿を見て、本物のクロードだと確信する。
「大丈夫か、ヒカル」
バットが手を差しのべてくれる。
「大丈夫、一人で立て…る……」
そう言いかけて、ペタンと尻餅をついてしまった。今頃、体に震えがきてしまったのだ。
「無理するな、ヒカル」
「ひゃっ」
ヒカルもバットに横抱きにされ、慌てふためく。
「お、重いからっ……」
「気にすんな、全然軽い」
バットはニッコリ笑う。
その笑顔を見たら少しだけホッとして、ヒカルは意識を手放した。
───────
※バッドエンドは【周りに助けを呼ぶ】でした。
泣いている子供を助ける→子供を助ける
唸っている男を助ける→老人を助ける
周りに助けを呼ぶ→別のシャドーが集まってきて食べられる
その時、バタバタと数人の足音が聞こえてきた。痛む体を起こして顔をあげると、松明の火がいくつも暗闇の中に浮かんでいるのが見えた。
「二人とも大丈夫か!?」
ヒカルたちの前に姿を現したのは討伐隊の男たちだった。その中にクロードとバットもいる。
「……クロードっ……」
ヒカルはゴクリと唾を飲み込んだ。
目の前にいるのは、本物──?
「見回りしてたらレイナの叫び声が聞こえたんだ。一体何がっ──」
「待て、バット。話はあとにしよう。レイナが気絶してる」
そう言うと、クロードは颯爽とレイナを横抱きにした。ヒカルはその姿を見て、本物のクロードだと確信する。
「大丈夫か、ヒカル」
バットが手を差しのべてくれる。
「大丈夫、一人で立て…る……」
そう言いかけて、ペタンと尻餅をついてしまった。今頃、体に震えがきてしまったのだ。
「無理するな、ヒカル」
「ひゃっ」
ヒカルもバットに横抱きにされ、慌てふためく。
「お、重いからっ……」
「気にすんな、全然軽い」
バットはニッコリ笑う。
その笑顔を見たら少しだけホッとして、ヒカルは意識を手放した。
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※バッドエンドは【周りに助けを呼ぶ】でした。
泣いている子供を助ける→子供を助ける
唸っている男を助ける→老人を助ける
周りに助けを呼ぶ→別のシャドーが集まってきて食べられる