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ぼっち─選択はあなたに─

第12章 バトルトーナメント【1回戦】

『え? ……あ、そうなんですね! 失礼しましたぁ~! 次は腐敗した女、ミトナツコさんです!』

ゲンブ「いや、あれで言葉通じるんかい!」
ウラユ「へぇ~普段は家政婦してるんだって」
ゲンブ「君もわかるんかい!」

 ミトナツコは黒のストッキングを履き、白いタイトスカートに水色のブラウスを着ていた。肌は紫に変色しているが、髪はトリートメントが行き届いたサラサラロングヘアーのゾンビだった。

「ま゜」

『はいはい、そうなんですね! ミトナツコさんはセコンドにサポートしてもらって戦いまーす!』

 ミトナツコの後ろには何やらアンドロイド2体と怪しい男がいる。

『では次! 武闘家を目指すパオくん! 10歳の少年です! 武器は拳。アホ毛がピョンと跳ねてて超かわいいですぅ~!』

「最初はグー!」

『やだあ、負けちゃった! 最初はグーなのに、ユッキーメ、チョキ出しちゃったよぉ~! あ~ん、パオくんにお仕置きされちゃうぅ?』

レイナ「誰かあの女を黙らせて」
リュージン「!?」

『はいっ、今すご~く殺気を感じたのでチャチャッと進めますね! お次はニューハーフのアバレセーラーさん! 武器は如意棒です!』

「お隣は~♪ 新婚さぁん~♪ あの壁の~向こうでは~真っ最中~♪」

 セーラー服を着ているアバレセーラーはひたすら歌っている。

『すごい美声です! あの壁の向こうでは真っ最中って、ナニが真っ最中なんでしょうね!? うふ♪』

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