お酒とオールバックに溺れる夜
第23章 第23酒 -遅すぎた愛の味-
「私の右手ね
もう、ダメみたい...
せっかく
銀座一のママになれたのに
一人じゃ
着物も着れないし
お酒も作れないのよ...」
担当医から
リハビリ次第で
元に戻ると
言われていたが
嘘を付いてまで
純を
手にいれたかった。
そして
その告白は
効果覿面だった。
「俺が...
薫の手になるよ
...ずっと側にいるよ」
「信じていいのよね!
どこにも行かないで!!
私を愛して!!」
「あぁ...約束するよ」
「純、約束よ!」
こうして
私は
未亜ちゃんから
純を奪い返した。
もう、ダメみたい...
せっかく
銀座一のママになれたのに
一人じゃ
着物も着れないし
お酒も作れないのよ...」
担当医から
リハビリ次第で
元に戻ると
言われていたが
嘘を付いてまで
純を
手にいれたかった。
そして
その告白は
効果覿面だった。
「俺が...
薫の手になるよ
...ずっと側にいるよ」
「信じていいのよね!
どこにも行かないで!!
私を愛して!!」
「あぁ...約束するよ」
「純、約束よ!」
こうして
私は
未亜ちゃんから
純を奪い返した。