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お酒とオールバックに溺れる夜

第24章 第24酒 -決別。そして、雪解けの味-

私の中で
もう、終わりなのだと

どうにもならない現実を
突きつけられた。

そして、
ダメ押しするかの様に

未亜ちゃんは
純を突き放した。

私の所へ帰りなさい、と。

未亜ちゃん...
私は
貴女を甘く見すぎていたわ。

最初から
貴女に敵うはずがなかった。

貴女の
真っ直ぐさに
夜に染まってない
純粋さに。

あぁ...
私の完敗。

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