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お酒とオールバックに溺れる夜

第6章 第6酒 -嫉妬の味-

「ストーカーって、
犯罪者じゃんww
キモっ」

真ん中に座っていた
綺麗な巻き毛の女性が
私を睨み付けてきた。

水商売の女性だろう。
お客さんとアフター中のようだった。

私は突然のことで何も言い返せず、
ただ苦笑いを浮かべ
俯くことしか出来なかった。

他人からの攻撃。
深く人と関わってこなかった私にとって、
それは酷く怖い出来事だった。

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